通常は塊肉をストラコット=煮すぎたという名の通りゆっくりと煮込んでいく料理ですが今回は薄切りにしたお肉を使っています。
薄切り肉を使った料理では小麦粉をつけてからソテーし、レモン等の水分を加えそれにより軽くにてソースを作っていくスカッローピーネや薄切り肉(イタリア語でストゥラチェッティと言います。)とプロシュートを合わせてソテーするサルティンボッカ、はたまたそのままStraccetti(ストゥラチェッティ)というと薄切りのお肉を使ったソテーや軽い煮込みの事ですがしっかりとした煮込みを薄切り肉で作るというのはあまりないです。
日本で言うところのハヤシライスのような感じでしょうか。
ラグーとも言えますが、ご飯と合わせるのがおすすめ。
こうなると完全にハヤシライスです。
料理は作り手の想いが大切と言いますのでイタリア料理と思って作ればイタリア料理で間違いありません。
日本のハヤシライスとは異なり、赤ワインやトマトの酸味が通った仕上がりです。
ストウブで作ることで濃厚で旨味の詰まった仕上がりになります。
材料
あか牛500g(脂のある部位を薄切りもしくは、切り落とし)
タマネギ3個
シャンピニオン2p/c
トマト600g
赤ワイン100〜150g
ポート、ブランデー 50gづつ
ブロード150g
ハーブ各種、胡椒、クローブ、バター、バルサミコ
1、ストウブにタマネギをスライスいて、バターで透明になるまでソテー。
2、牛肉、厚めにスライスしたシャンピニオンを入れ、肉に火が通るまでソテー。
3、ワイン、ポート、ブランデーを入れ、アルコールをしっかりと飛ばしてからブロードを入れる。
水分量が半分くらいになるまで詰めてから、トマト、バルサミコを入れる。
蓋をして弱火で15~20分。好みの濃厚さになるまで煮込んでいく。
火を止め加熱時間と同じくらいの時間蓋をしたまま置いておいたら完成。
お好みで生クリームをいれて仕上げても美味しいでうs。