先日、使うセモリナ粉について書きましたがその前のセモリナ粉そのものについて。
セモリナ粉。
パスタの材料というイメージがあると思いますが、イタリアでは法律で乾麺はセモリナ粉と水のみを使うと定められています。
そのセモリナとはデュラム・セモリナ。
硬質小麦であるデュラム小麦の事です。
デュラム小麦はグルテン量が多く、弾力があります。
ちなみにセモリナとはイタリア語で粗挽きの事。
なので、デュラム・セモリナは粗挽きのデュラム小麦粉。
その挽き方で、セモラ(ファリーナ ディ セモラ)→セモラート→ファリーナ ディ セモラ(セモラ・リマチナータ)という順で挽きが細かくなるように分けられています。
そもそも日本ではグルテン量により、強力や薄力と分けていますが、イタリアでは0や00といったように挽き方で分けるのが一般的。
これについてはあまり詳しくないので書けません。
戻ります。セモリナ粉。
パスタに使う際には粒子が残る方が食感の歯切れが良くなるので、セモラのような粗挽きが向いています。
かつてはディチェコもセモリナ粉があり、おいしかったのですが、終売。
この荒さの粉を探すのが日本では意外と大変で、有名なカプートは細かすぎ。
この辺はパスタ用とピザ用の違いなのかもしれません。
モンテフィオーレはカナダ産ですが、粒子は程よく使いやすいです。
モリーニデルポルテは本当に香りがいい。
挽き方も好み。
今後はモリーニデルポルテを使用していきたいです。
モリーニデルポルテの古代小麦と合わせたパスタも作っていきます。
お楽しみに。