北イタリア・フリウリの造り手ボルゴデルティーリオ。
高貴でありながら良質の木樽のニュアンスを感じることのできるワイン。
その当主がニコラ・マンフェッラーリ。
その名を冠するニコラ・マンフェッラーリはボルゴデルティーリオのカジュアルラインにあたります。
カジュアルレンジでありながらその造りはニコラ・マンフェッラーリの思いをしっかりと反映しています。
ミッレウーヴェとは千のブドウの意。
その名の通り5種のブドウをブレンドしています。
近年は単一品種をありがたがる風潮がありますが、本来はフリウリは混醸にてワインを作るエリア。
フリウリワインとしての姿もしっかりと反映しています。
数年前までは樽のニュアンスが前に出ていてバランスを欠くこともあったのですが、この数年ワインの完成度は何段階もフェーズを上げています。
フリウリでありながらアルコール度数が14%と高いので、リリース直後はアルコール感が前に出るのですが、年末には落ち着き、果実味とのバランスの良さを発揮します。
それが今。
ミッレウーヴェビアンコ2020はどこまでもミネラリーで酸が通って洗練されていながら、ナッツの香りと木樽のコクと華やかさのバランスの良さ。
しかもその価格はモンテで¥5200。
安すぎて驚き。オススメです。
よく、ニコラマン・フェッラーリと誤解されていますが、ニコラ・マンフェッラーリです。