カデイザーゴはプロセッコの造り手です。
カジュアルなスパークリングワインとして馴染みのあるプロセッコ。
そのほとんどはシャルマー方式という大きなタンクへ酵母を入れるという方法で造られていますが、カデイザーゴのプロセッコは瓶内2次発酵というシャンパーニュと同じ方法で造っています。
プロセッコで瓶内2次発酵を採用している造り手を他に知りません。
スタンダードプロセッコであるコルフォンドは陰干ししたブドウの果汁をわずかに加えますが、味わいとしては非常に静謐。
しっかりと締まった石のミネラルに加え優しいブドウの旨味。
コルフォンド=澱と共にの名の通り澱引きをしていませんが、濁りやビオワインのネガティブな要素は一切ありません。
甘味がとても少ないので、油断すると要素を薄く感じてしまうのですがしっかりと味わってみて下さい。
カデイザーゴのこだわりは栽培にもあり、畑へ人工物を極力使いません。
仕立てには木を使い、留める紐は育てた柳の蔓を使います。
打栓するコルクも一つ一つ本人がチェックしてから使用。
上級キュベのドサッジョゼロは本当に補糖ゼロ。
最も標高の高い畑のブドウのみを手作業で収穫し使い、良年のみの生産となるドサッジョゼロはプロセッコでありながら別次元の味わいを楽しむことができます。
ラシーヌからはここ1年ほど入荷がありません。
他のインポーターからコルフォンドは輸入されているようですが、状態が悪く残念な仕上がりに。
輸入再開を心待ちにしています。