この時期より9月頃まで入荷するトリュフが、
サマートリュフと呼ばれるタルトゥーフォリッショという品種の黒いトリュフ。
冬のトリュフとは品種の違うトリュフです。
ちなみにトリュフはおよそ100種類あるとも言われており、様々な種類があります。
その中で最も高価な品種が白トリュフ=タルトゥーフォ・ビアンコです。
シーズンを通してやや土っぽい香りを持っているトリュフ。
サマートリュフはお手頃なので、たっぷりと削って食べるのが愉しみ。
日本にはない初夏の香りをお楽しみ下さい。
トリュフにはこんな逸話もあります。
雷が落ちて、そこにトリュフが出来たという伝説。
この雷、ローマ神話の雷神ゼウスが落としたもの。
そばにあったのは、神聖な木とされるオークの木。
雷が落ちた土の中から生まれたのが、トリュフという言い伝えです。
松茸は赤松に生える様にトリュフはオークの木に生えます。
そんなオークの畑に菌を植えその菌が根付くと収穫できるのが、トリュフ。
その菌の種類や土壌によって香りに違いがでます。
最近は豚ではなく犬で探すことが多いそうです。
これから年明けまで続くトリュフですので、
色々な季節のトリュフをお楽しみ下さい。