アニョロッティはラビオリ。
デルプリンはつまんだという意味。
なのでつままなければアニョロッティ。つまめばラビオリデルプリンともなります。
アニョロッティデルプリンはピエモンテ・モンフェッラートの郷土料理。
モンフェッラートはバローロやバルバレスコで有名なピエモンテ・クーネオ県やオリンピックの開かれたトリノの隣。
ワインの名醸地としても知られるアスティが中心都市です。
このつまむというのが特徴なのですが、これが味わいにおいてもとても重要。
普通のラビオリは2枚の生地で挟んで包み、カッターや型で抜いて作ります。
アニョロッティデルプリンはリピエノをおき、包んだ後、上辺を切り落として、間をつまんでから切り離します。
上辺を切り落とすことで生地が減り、つまむ事でその部分の生地が薄くなり、内部からは空気が抜けます。
その後で切り離す事で記事の端と端がくっつき、ポケットができます。
それら全てがアニョロッティデルプリンの大切な構成要素となるわけです。
生地が減り、薄くなることでリピエノにピッタリと生地がくっつきリピエノのお肉の旨みを感じることができ、整形後にできたポケットにはスーゴが入ります。
一口でパクッと食べるラビオリ。
ソースは肉を焼いた時に出るスーゴとバター、チーズ、ハーブのみ。
シンプルでワインが進むラビオリ。
冷凍パスタでも提供中。オススメです。
後日作り方もお伝えします。