ラビオリのカッペレッティではなく、お酒です。
北イタリアアルトアディジェの生産者。
Erborista エルボリスタは薬草医。トレントのやや南で優れた薬草酒を造っています。
日本に入ってきているのはワインベースのアマーロ”エリジール・ノーヴァサルス”とアペリティーヴォ、そしてルタベン・エリクシールの3種です。
どれも素晴らしいのですが、今日はアペリティーヴォについて。
イタリアの赤い薬草酒といえばカンパリが有名です。
次に有名なのがアペロール。
アペロールはヴェネト州パドヴァ発祥のリキュールでオレンジとハーブが原料。
アルコール度数が11%と低く、冷やしてそのままやスプリッツというスプマンテとソーダ(もしくはそのどちらか)で割ったカクテルで親しまれています。
色とテイストが似ていることからカンパリのライバル関係にありますが、現在はアペロールもカンパリ社の傘下に入っています。
カッペレッティのアペリティーヴォはアペロールに近いお酒ですが、リキュールではなくワインにオレンジとハーブを漬け込んで造るアペリティフワインです。
アペリティーヴォという名前の通り食前におすすめのお酒。
アペロールに比べると原材料の良さをはっきりと感じることのできる仕上がりです。
冷やしてそのままやスプリッツ、アメリカーノがオススメ。
アメリカーノは現在ではカンパリ・ベルモット・ソーダで作られますが、アペリティフワインで割るのが本来のレシピ。
軽めのビールで割っても美味しいです。
ご賞味ください。