グラッパにおいて伝説的な造り手といえばロマーノレヴィ。
手書きラベルと直火式蒸留釜から造られるグラッパは果実の旨みを感じる物でした。
ロマーノレヴィ亡き後も同一のグラッパはプリントラベルにて生産は続いていますが、全く別の物と言えるクオリティ。
ラベルの希少価値も相まって、現地で¥8000程度で買えていたグラッパは10倍を超える価格となりつつあります。
そんなロマーノレヴィの元で50年近く一緒にグラッパを造っていたのがオッターヴィオ・ヴェッキ。
オッターヴィオ・ヴェッキは親交のあるニコリーニにて直火式蒸留釜を使いグラッパを蒸留。
熟成しないものを手書きラベルにて、熟成タイプをプリントラベルにて瓶詰めしています。
その味わいは複雑みを感じる果実感。
残留エチルアルコールの関係で多くの優れたグラッパが輸入できない中では際立ったクオリティ。
直火式蒸留による味わいはロマーノレヴィをも彷彿とさせます。
ぜひ食後にご賞味ください。
なぜ、ラベルがこんなにも違うのかは謎です。