以前紹介したポルタディヴェルティーネ
トッレアッレトルフェのエリアはキャンティ・コッリセネージ。
シエナの近郊です。
日本で有名なキャンティはキャンティ・クラッシコ。
ちなみにキャンティ・クラッシコをさらに細分化するとこのようなエリアになります。
一番いいとされているのはガイオーレインキャンティ。
ポルタディヴェルティーネもガイオーレにありました。
ちなみにブルネッロで有名なモンタルチーノはシエナよりさらに南。
高級ワインで有名なボルゲリは海沿い。探してみてください。
話がナイル川のように蛇行しておりますので戻ります。
8世紀に建てられたトッレアッレトルフェのトッレ(塔)。
第2次世界大戦後よりワインを造る伝統のある造り手です。
数年前からジャコモが醸造を手掛けてはいたのですが、果実や酸のバランスを欠いており様子を見ていたのですが今年に入ってからテイスティングして変容に驚きました。
ブドウの栽培から関われるようになったことと数年その地で醸造を手がけることで感覚を掴んできたとのことでした。
キャンティでは珍しい砂地でのサンジョベーゼですが、キャンティ・コッリセネジからは強いブドウの旨味と凝縮感、柔らかなタンニンを感じます。
単一品種での醸造はとても珍しい、チリエジョーロやコロリーノ100%のワインも造っています。
コロリーノ100%といえばビービーグラーツのコローレでしょうか。
圧倒的な凝縮感と濃さで比する物ではありませんが、0ひとつ少なく味わえるコロリーノ100%ということになります。
また話が曲がってきたので終わります。