先述のリドルフィについて追加の記述です。
リドルフィは歴史のある造り手ですが2014年にジャンニ・マッカーリが就任してからそのフェーズが変わりました。
ジャンニ・マッカーリはポッジョディソットでサンジョベーゼの神様とも謳われる故ジューリオ・ガンベッリの指導の元でワイン作りを学び、醸造責任者を務めるまでに至ります。
彼の就任後は畑をビオロジックに栽培に転換し、セラーも近代的かつ衛生的なものへリノベーションしています。
選果についても光学センサーを用いる事により厳密な選果を行っています。
これだけを聞くとガッチリとした硬いワインを想像しますが、ワインの仕上がりはどこまでも綺麗でありながら、モンタルチーノ特有のブドウの骨格やパワーを感じる仕上がり。
早くから飲むことのできる今イチオシの生産者です。
ロッソディモンタルチーノはブルネッロに適さないと判断されたワインが樽熟前に選ばれるので、元のポテンシャルとしてはブルネッロと全く同じ物なのですが、ビンテージがブルネッロに比べると3年ほどは若いのでしばらく様子を見てから抜栓して様子を見てみようと思います。
通常ロッソディモンタルチーノは10年程おいてから判断に入るのですが、少し早めにお出しすることができそうです。
ブルネッロの上級キュベとしてブルネッロディモンタルチーノリゼルヴァとドンナレベッカがあります。
この2つに関しては小樽も使用しており、インパクトは強めかなと想像されますが、飲み頃と判断されて出荷される通常のブルネッロとは異なるため、モンテでお出しするのはしばらく時間がかかりそうです。
2027年頃でしょうか。
お楽しみに。