ビオワイン
最近はよく聞くようになりました。
ビオ・有機・
オーガニック・
リュットレゾネ(減農薬)・
ビオディナミ・
亜硫酸(酸化防止剤・S2O)無添加・
オレンジワインetc…
聞き慣れないものもあると思いますが、
一つくらいは聞いたことがあるのでは?
特に、「ビオ」
一体なんなんでしょうか。
簡単に答えられる人はいないかと思います。
ネットによると
「ビオワイン」すなわち「ビオロジック・ワイン(オーガニックワイン)」は有機農法のブドウで造ったワインのこと。
1991年のEU指令で欧州15カ国共通の基準を定め、
それ以外にも認定する団体が100以上活動しており、
世界中の作物に認定証を発行している。
公的な認証ではフランスの「ABマーク」(有機農産物の公式品質保証マーク)、民間では世界最大の団体であるフランスの「エコセール」、ドイツの「デメター」が有名だ。
そして、可能な限り自然に育てたブドウに一切添加物を加えずに野生酵母によるワイン造りに励んでいる云々。
認証を受けずに居る者もいると書かれています。
つまり、100以上ある有象無象のナチュラルという言葉をウリにしたい人たちが認証したワインであり、
はたまたそれを無視して己の哲学に基づき造ったワインの総称がビオということなになるようであります。
ナントも曖昧。
たしか、公的マークはワインではなく、ぶどうに付いているものだったと思います。
野生酵母や自然のままに。
たしかにすばらしい事ではありますが、
それは美味しさの基準ではありません。
一部のワインは生きている酵母の影響と保存状況の悪さのせいで、不快な香りを放ったり、
酸化(切ったリンゴのように変色)してしまっているものもあります。
これでも白ワイン
美味しいものもありますが、
シェリー酒と大差ないものも多いです。
そして、それらの色や香りをビオであるという証であり、
魅力であると販売しているワインショップや飲食店が最近増えています。
自然のままなワインを放置すると危ないこともありますので、お気をつけを。
因みに、ワインに関する法律のない日本では、
輸入冷凍果汁で作った無添加ワイン
なんてものもあります。
これは論外として、
世界最高峰であるルロワのワインはビオです。
ただし、不快な香りはありません。
つまり、ビオだから臭いという理論は通用しないのです。
ビオワインを飲む事。
これはいいのですが、
「ビオだからおいしい」「身体にいい」これは間違いです。
そして、ビオワインだから美味しいと勧める店に当たりはありません。
オーガニック等の栽培方法や醸造方法は美味しさへのプロセスです。
伝統や歴史ではありますが、
目的でもなければ指標でもありません。
ちなみに認証の有無を除けばモンテのワインは全てビオです。
(正確には自然派でしょうか)
是非、ブランドや肩書きではなく自分で美味しいと思う物を飲んで下さい。
ビオであろうが白ワインではないような色をしてようが
うまいものはうまい。
臭いものは臭い。
自分の感覚が全てです。